就職にとても強く,Youtuberかっつーにより知名度が格段にあがった高専生の実態を,現在香川高専5年生の私が紹介していこうと思う。
【まず高専とは】
中学を卒業した後に進むことのできる専門分野を中心とした国立の5年生の学校である。完全にまわりの高校とは隔離されており,長期休暇の時期も他の高校生とは大幅にずらされる青春が少ない学校である。
【高専出身の有名人】
いろいろいますがなんといっても「かっつー」さんですね。以上です。
【企業からの評価】
求人はたくさん来ており,四国電力や,大阪ガス,JR,NHKなど,大企業に簡単に行きやすいです。高専生は専門知識が豊富と企業の人からは思われているので,毎年,すごい企業に何人も就職しています。
【学ぶこと】
学科によって異なりますが,一年生の頃から専門の道具を使わせてもらったり,Webページ製作やアプリ製作,機械学習による画像解析,ロボットを必修で作ります,プログラミングコンテスに希望者は参加したり,ロボットを作る部活があったりします(ロボコン)。
こういった専門知識を多く叩き込まれるが,レポートやテスト,編入試験,TOEIC(英語の試験)に苦しめられる学生がほとんどで,遊ぶ時間は長期休暇しかないです。
【高専の良いところ】
- 専門知識が身に着く
- 長期休暇が長い(夏休みは2か月)
- 大学試験をせずに,5年次の編入試験で簡単に大学に編入することができる(情報系は倍率が高く過酷)。
- 指導教員が皆,賢く,企業上がり,自衛隊上がりの専門知識豊富な人が教師であるため,エンジニアとしてのルール,知識を早くから身に着けることができる
といったところですかね。
【高専の悪いところ】
- 青春がない
- クラス替えがないので,人間関係が広がらない
- 男ばっかり(9割~10割男)
- 留年率が高い
【高専の留年率】
高専の欠点(単位がもらえるギリギリの点数)は,60点です。他の高校は30点が多いのだと思います。
リアルに高専は,4分の1が留年します。自分も中学生の時は,75人中3位だった(なぜか覚えてる)のに,高専では電気回路が難しすぎて留年しかけました。留年を回避したのは,確か三回目の再試で,プラス1点での合格でした。
このチャンスを逃すと,あともう一回のテストで挽回できない限りは,この教科を落とすだけで留年という厳しい必修科目でした。
【高専生は賢いのか】
私が思うに,高専生は半分が賢くて,半分が賢くないと思います。
どれだけ普段怠けていても,大量にある過去問と共に前日にモンスターを飲み,徹夜すれば単位は取れます。そのため,まったく知識の積み重ねがなくてもうまくいけば進級することができます。
高専の4年生の時に高校数学,数1ができないという同級生も何人かいました。しかし,専門知識は皆,他の大学生よりはあると思います。おそらく…
高専生の中には,自分からいろいろな資格を取ったり,様々なコンテストに応募したリ,研究に打ち込んだりする学生が多くいるのも事実です。
やる気があれば大きく成長できる。それが高専という監ご,,いや学校です。